■本試験まで後3カ月 その3
■本試験まで後3カ月 その3
こんにちは。
社会保険労務士 沖本事務所です。
前回に引き続き、社労士受験生時代の振り返りです。
白書について
第45回本試験は、白書から出題されました。
私は白書を意識的に対策したことはなかったのですが、大原では「労働経済・厚生労働白書まとめ」のテキストが配布されますので、「読み物として読む」ようにしていました。
これは、大原の担当講師O先生がそのような方法をお勧めになったからで、年金や社一の学習をするタイミングで、白書も読むようにしました。
内容的に関連する部分が多いですし、歴史的なことが学べて単純に勉強になるし面白いと思って読んでいました。
白書の内容が第46回本試験に出るかは不明ですが、年金や社一の理解や興味を深めるという目的で読むようにしておくと良いと思います。
選択式対策
社労士試験の鬼門はなんといっても選択式です。
見たこともないような難問奇問が出る時がありますね。
第45回は労災保険法で難問奇問が出題されました。
選択式対策で絶対的なものはないと思いますので、選択式問題集をやりこむことと、予備校で選択式の解法テクニックを教えてもらうことは必要最低限のことと思います。
後は運というか・・・・、どのような人生経験をしてきたかというか・・・・、その人のトータル的なものが関わるのかなと・・・・。
私の場合、第45回の労災選択式は3点でしたが、正解の内訳は、A:常用労働者 C:最も低い E:30でした。
CとEは恐らく多くの方が正解に導いた方法と同じと思いますので割愛しますが、Aについては本当に運でした。
以前、医療介護の人事担当だったときに、たまたま賃金構造基本統計の調査が来たのです。
それがアポイントもなく突然の訪問(※)でクリニックの受付に来たものですから、診療の邪魔になってしまい、普段は温和な院長先生が調査員に怒り狂って文句を言っていたのが印象的で、調査依頼の文章だったかに「常用労働者」が入っていたことを記憶していたのです。
※これは仕方がないことで、調査の対象は小規模事業所が多く、代表者が現場に出ていたりしてなかなか連絡が取れないために、調査員がアポなしで直接訪問したほうが効率が良いからなのです。
私はたまたまそういう経験をしていたので解けましたが、そうでなければなかなか正解にたどり着かないだろうなとは思います。
選択式は「人事を尽くして天命を待つ」という心境しかないのかな、と思います。