■弊所の賃金制度の考え方
■弊所の賃金制度の考え方
こんにちは。
社会保険労務士 沖本事務所です。
そろそろ各社昇給の時期となっているのではないでしょうか。
本日、顧問先様の1社で賃金制度と退職金制度、これに伴う規則改正の説明を役員会で行い、承認を頂きました。
歴史ある日本の中小製造業では、かつて大手製造業が導入していた経験や年齢、在籍年数により給与が上昇する仕組みを運用しているところが多いのではないかと推測します。
ただ、現在はグローバル化によって人件費の安い国との熾烈な競争のみならず、原材料費は値上がりする等、右肩上がりの賃金制度ではその負担を吸収しきれないのが実情ではないでしょうか。
私が導入を進めている仕組みは、決して現在の賃金水準を下げるものではありませんが、自動昇給の仕組みとはせずに、従業員側にも雇用される価値の向上について、継続的な努力を求めるものとなっています。
継続的な努力の「一例」としては、資格取得や外部研修の受講等で自分の仕事に付加価値がつくようなことで、受け身の姿勢かつやる気のない研修受講では身につかないもの、というのが分かりやすいでしょうか。
私たち士業が勉強会に自らの意思で参加する等、積極的な自己投資を通じてお客様から選んでいただき喜んでいただく価値を提供し続けることと同義です。