■企業型401K(確定拠出年金)その2:会社経由で投資をするメリット
■企業型401K(確定拠出年金)その2:会社経由で投資をするメリット
こんにちは。
社会保険労務士 沖本事務所です。
「企業型401K(確定拠出年金)その1:社会保険料の削減とか」に続き、企業型401K(確定拠出年金)についてです。今回は、会社を通じて投資を行うメリットです。
企業型401K(確定拠出年金)とは、会社を通じて金融商品に掛金を拠出する、即ち毎月の給与から3千円~5.5万円の間で拠出することです。
将来の年金だけでは老後の生活を支えられない可能性があることから、国策として投資が推進されており、企業型401Kの拠出金は所得税が課税されず、社会保険料の対象にもなりませんし、配当金や株式の売却益に対しても非課税(通常は税率約20%)といった優遇措置が施されています。
給与から拠出するのは嫌だと思う方もおられるかもしれませんが、もし個人でiDeCoをやっている場合は、話が違ってきます。
毎月の給与から所得税、社会保険料が差し引かれた後の手取り額から1万円を拠出するのと、給与計算の時点で1万円を拠出し、その1万円について所得税も社会保険料もかからない状態で受け取る手取り額ですと、どちらが自分の手元に残る金額が多いか分かるはずです。
また、iDeCoの口座管理手数料は個人負担ですが、企業型401Kでは会社負担です。
個人でiDeCoをやっている人ならば、会社で企業型401Kを導入した場合、これに乗り換える方が断然お得ということです。