労務管理、就業規則他各種規程の制定・改廃、助成金支援、人事評価制度導入、社会保険手続、給与計算は守口市の社会保険労務士 沖本事務所にご依頼ください。

■弊所の強み:人事労務コンサルタントについて

■弊所の強み:人事労務コンサルタントについて

こんにちは。
社会保険労務士沖本事務所です。

私が普段どのようなことをしているのか、私のいう人事労務コンサルティングとはどのようなものか、今携わっている案件の紹介がてら書かせていただきます(当該顧問先の了解を得ております)。

私の顧問先で経営が厳しく、金融機関から労務費の削減を早急に求められている企業がありました(A社とします)。

これはA社の属する業界の構造的要因による極めて短期間の納期設定により、従業員に過重な時間外労働時間が発生し経費に占める人件費の割合が極めて高くなっているためで、致し方がないことではありました。

問題の根底が人件費ですから、私の方から今年の4月以降の賃金体系を大幅に変えて人件費を圧縮すること、また新たな賃金体系を実効性のあるもとするため、税理士事務所が担当している給与計算を弊所に変えていただき、相応の報酬をいただくことについてA社の社長に提案しました。

人件費の圧縮については、給与水準のダウンではなく、主には時間外割増賃金や法定福利費の削減ですが、私が知り得る労働法や社会保険の仕組みを最大限に活用しました。

巷で散見されるような違法行為や脱法行為は一切行っておりません。あくまで正攻法で実効性ある手段を提案し、実行しました。

A社の社長は私の提案の内容と効果をよく理解され、快諾をしていただくとともに、直ちに従業員への説明会と個別面談を実施されました。

これらの実施に際して、全て私が同席をさせていただき、面談が1日8時間を超えてさすがに体力的な限界が来たこともあったりしましたが、全従業員の同意を得た上で、新たな賃金体系に移行しました。

また、A社の社長は顧客に対しても納期の改善と、長らく据え置かれていた製品価格の改定に乗り出され、ほぼ毎日顧客を訪問し理解を得る努力をされました。これら個客に対する改定お願いの文案作成も弊所がお手伝いをしました。

労務費削減の金融機関への説明文書の作成もお手伝いをさせていただきました。

結果的に人件費については今年3月と4月の比較で50万円超の削減、昨年と今年の4月~6月の合計額の比較で約450万円の削減となり、また製品価格の改定により売上も上昇。粗利の改善に伴い、経営体質も徐々に改善されています。A社は数年後には復活すると見込まれます。

A社で長く勤めておられる職人の方には従業員間同志のコミュニケーションを促し仕事がより円滑に進むようにすること、また、将来を担うであろう優秀な若手を育成すること、そのためにあした式の評価制度の実効性を高めていくこと、この辺が次の課題でしょうか。

顧客が本当にお困りの時に、実効性ある手段を提案し、顧客にとことん寄り添い、実行し、実際に目に見える形で効果を出す。これを自分の専門領域である人事労務を通じて行うことを、人事労務コンサルティングと呼んでおります。

このような動きをする中で、社長の信頼を得て、次のお客様を紹介いただく流れが、最近の私のビジネススタイルとなっております。

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