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■最低賃金上昇について思うこと

■最低賃金上昇について思うこと

こんにちは。
社会保険労務士 沖本事務所です。

最低賃金が今年も上昇します。

最低賃金が上昇することは、消費拡大、経済成長の観点からして大いに結構だと思っています。

企業経営、特に中小企業の負担は増大しました。

最低賃金上昇には、企業の生産性向上は必須です。

ただ、最低賃金だけが上昇する今の流れはどうかとも思います。

最低賃金が上昇した分、下請け工賃も賃金上昇分を転嫁するような動きを、国にして欲しいと思うのは私だけでしょうか・・・・・。

交渉して価格改定に応じてもらっても、1年後にはまた賃金が上昇しますので。

生産性向上に対応できない中小零細は潰れても仕方がないといった意見も見受けるのですが、工賃据え置きで人件費だけ上昇していってどうしろと?

工賃上昇で大企業の負担も増えますが、中小企業だけでなく大企業も更なる生産性向上に取り組むことで、国を挙げた生産性向上の取り組みになると思うのですが。

日本は外国に比して20人未満の零細企業が多く、生産性向上を妨げているとのことですが、逆にそういう企業の存在が、外国にはない職人的な技を持つ日本の強みに繋がっているようにも思っております。

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